人によって異なる訪問看護師の魅力

これまでそれぞれどのような経験をしてきたかによって、訪問看護の仕事で感じる魅力は異なるかもしれません。病棟で働いていた人は、一人で複数の患者を担当することになるため、一人ひとりの患者としっかり向き合うことができず、まるで流れ作業のような対応になっていることに疑問を感じる人もいると思います。そのような場合は、利用者の自宅でマンツーマンの看護が行える訪問看護の仕事は、丁寧な看護ができるため、やりがいを感じられるはずです。

また、残業の多い医療機関に務めている人は、メリハリを持って仕事ができなかったり、長時間勤務になりがちで、心身ともに疲弊していることでしょう。そんな方は、時短勤務も可能であり、日勤帯で自分に合った働き方ができる点に、訪問看護の魅力を感じるかもしれません。
さらに、職場の人間関係で悩みを抱えている方は、基本的に一人で利用者の自宅を訪問する訪問看護の仕事に、気楽さを感じることもあるでしょう。

人によって訪問看護に従事する一番のメリットは異なりますが、このように在宅医療を支える訪問看護の仕事には、いくつものメリットがあります。慣れないうちは、一人ですべての業務を担わなければならないことに不安を感じたり、責任の重さに負担を感じるかもしれませんが、コツを掴むと多くの魅力を感じられるでしょう。在宅医療のニーズは今後増えると言われているので、少しでも興味のある方は、ぜひ転職の際には選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょう。